私たちの普段のファッションは、意識していないとワンパターンになっていたり、自分の魅力を引き出すことが出来ていなかったりしますよね?
20代のファッションは、可愛さを取り入れた方がいいのか、大人っぽく魅せた方がいいのか、TPOにも悩む方がいると思います。
今回は映画から、おしゃれな着こなしが学べるファッションとして、5つの作品を紹介しています。
どの作品もすぐ実践できるものばかりなので、明日から使える着こなしテクを、ぜひ真似てみてくださいね!
「クルーレス」
「クルーレス」あらすじ
ファッションが大好きでダサいことに耐えられないシェールは、ダサい友達を変身させることが趣味の女の子。
ある日、新しいクラスメイトに恋に落ちるシェールですが、彼女に想いをよせる義兄のジョシュの心は落ち着かずにいます。ファッションをテーマにしたラブコメで、90年代を代表するティーンガールズムービーです。
「クルーレス」感想&考察
ダサかわいい1990年代ファッションが、BLACKPINKのジェニーをはじめとするK-POPアイドルに注目され、新しいファッショントレンドになりつつあります。
クルーレスは、そんなダサかわいいファッションのバイブル映画です。
印象的な着こなしは、冒頭の登校シーンで、主人公シェールが着ているイエローチェックのセットアップです。これはもうアイドルのお手本コーディネートですね。
体育の時間も、もちろんおしゃれに手抜きなし!運動服は、ブラック&ホワイトコーデをキュートにアレンジしています。クロップド丈のトップス×Tシャツやシースルートップス×タンクトップなどレイヤードの見本帳みたいです。
先生に詰め寄るシーンでのシェールの着こなしも、すぐに取り入れられる組み合わせです。ニットベスト×ロングシャツ×チェック柄スカートの優等生コーディネートですが、レッドをアクセントカラーにしており、カチューシャもレッドでおしゃれにまとめています。
普段のコーディネートに飽きた方、K-POPアイドルのようなファッションを楽しみたい方は、ぜひ観てほしい作品です。おしゃれ欲高まること間違いなしです!
「クルーレス」映画情報
公開年:1995年
監督:エイミー・ヘッカリング
キャスト:アリシア・シルヴァーストーンステイシー・ダッシュ
「プラダを着た悪魔」
「プラダを着た悪魔」あらすじ
ローレン・ワイズバーガーのベストセラー小説を映画化した作品。ジャーナリストを目指すアンディの新しい就職先は、一流ファッション誌のセカンドアシスタント。
悪魔な仕事ぶりの編集長ミランダに振り回される日々の中、自分の夢と仕事を見つめなおしていく。
「プラダを着た悪魔」感想&考察
ファッション映画の大定番作品です。ファッションを馬鹿にしていた主人公のアンディが、次第にファッショナブルに変化していく過程は、ファッション好きにはたまりません。
アンディが身につけた中で一番好きなコーディネートは、シャネルのツイードキャスキャット、定番ホワイトシャツに、オフショルダーのブラックニットのコーディネートです。
さらにシャネルロゴがポイントのチェーンパールネックレスもあわせて、品よくおしゃれにきめています。
オフィスシーンでも、きちんと感がありつつ、おしゃれ心を楽しめるコーディネートです。
また、編集長ミランダのオフィスコーデも参考にしたいですね。
ビジネススーツですらおしゃれを忘れません。
マンネリコーディネートになりがちな定番のビジネススーツは、ジャストサイズのブラックジャケット、少し胸元を広げてジュエリーをみせたシンプルなビジネスシャツに、ワイドパンツをあわせています。
15年以上経っても色あせないモードファッションを楽しむことができるオススメの映画です。
ちょっぴり背伸びをした、大人ファションを取り入れたい方におすすめです!
「プラダを着た悪魔」映画情報
公開年:2006年
監督:デビット・フランケル
キャスト:アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ
「ファッションが教えてくれること」
「ファッションが教えてくれること」あらすじ
アメリカ版ヴォーグ誌の編集長を務めるアナ・ウィンターに密着したドキュメンタリー映画です。
1年で最も大事な9月特集号の準備にとりかかる編集員たちやアナ・ウィンターを通して、ファッションとは何かを問いかけてくれる作品となっています。
「ファッションが教えてくれること」感想&考察
アイス・クイーンと呼ばれるアナ・ウィンターは、辛辣なコメントや仕事ぶりで有名。
デザイナーが準備した写真やスタイリストが提案するコーディネートなどを、アナ・ウィンターが撮影中でも厳しく批判しています。
その他にも、アメリカ版ヴォーグの元クリエイティブ・ディレクターであるグレイス・コディントンが出演しており、彼女の才能豊かな仕事風景をみることができます。
本作中のアナ・ウィンターとグレイス・コディントンの服装は、意外とシンプルで動きやすい服装が多いです。
アナ・ウィンターは、コンサバファッション一筋。華やかな花柄プリントを落ち着いたレザーバッグとあわせたり、フレンチボーダーのトップスをホワイトデニムとあわせたりなど意外と親近感のあるコーディネートが多く、私たちでも取り入れやすいアイテムが多いです。
一方、グレイス・コディントンは、オールブラックコーディネートですが、素材感を変えたり、大ぶりなジュエリーを身につけたりと重くなりがちなブラックコーデを上手にコーディネートしています。
彼女たちのファッションだけでなく、華やかなファッション業界の裏側とモード雑誌1冊が出来上がるまでの工程を丁寧にうつしている作品です。
清楚系お姉様の上品なファッションが好きな方に、ぜひ観ていただきたいです!
「ファッションが教えてくれること」映画情報
公開年:2009年
監督:R・J・カトラー
キャスト:タクーン・パニクガル、アンドレ・レオン・タリー
「マイ・インターン」
「マイ・インターン」あらすじ
ファッション通信販売会社を経営しているジュールズのもとへ、独身老人のベンがインターンとして勤めることに。仕事と家庭の間で頑張るジュールズと人生の生きがいを見つけたベンとの友情を描いたハートフルコメディー作品。
「マイ・インターン」感想&考察
プラダを着た悪魔のアン・ハサウェイが再びファッショナブルなヒロインを演じた、と話題になった作品です。
ヒロインのジュールズは、愛する夫と可愛い娘がいて、自分の仕事に誇りと自信をもつ現代的なワーキングママです。作品の中では、オフィスカジュアルはもちろんのこと、ヒロインの大人かわいい服装が盛り沢山です。
忙しい毎日のジュールズの服装は、機能的で動きやすいがテーマです。
仕事中ジュールズがトレーニングマシーンに乗るシーンでは、きれいめオフホワイトのジャケットにブラックのブラウス、レッドのスキニーパンツですっきりとまとめています。
コーディネートのアクセントには、ヒョウ柄のパンプスで遊び心をプラス。
ホワイト・ブラック・レッドの組み合わせは、一見派手で難しいカラーの組み合わせに思えますが、実際にあわせてみると、カラーの調和がとれた鉄板の組み合わせです。
色遊びが苦手で、ブラウンなどついつい地味なカラーのコーディネートが多い方は、この鉄板カラーの組み合わせにチャレンジしてみてくださいね。
「マイ・インターン」書籍情報
公開年:2015年
監督:ナンシー・マイヤーズ
キャスト:アン・ハサウェイ、ロバート・デ・ニーロ
「今夜、ロマンス劇場で」
「今夜、ロマンス劇場で」あらすじ
映画監督を目指している健司は、古い映画の中のヒロイン美雪に恋焦がれています。
ひょんなことから美雪がスクリーンから飛び出してしまったのですが、健司は驚きつつも、美雪を受け入れ、二人の楽しい生活がはじまる。儚く、切ない恋の物語。
「今夜、ロマンス劇場で」感想&考察
1950年代風の雰囲気漂うレトロなラブストーリーで、綾瀬はるかさんの小悪魔な可愛らしさ満載の映画です。
この映画に使用したリアルヴィンテージのアイテムは、なんと25着もあるのです。
非常に状態の良いヴィンテージアイテムをよく集めたなと感心してしまいます。
ヴィンテージの服は、サイズがあっても経年劣化でダメージがひどいことが多いので、状態が良いものを探すのは大変なのです。
作品中にみられるフィットアンドフレアのワンピース(Xラインのワンピース)は、時代を超えて愛されるファッションアイテムとなっています。
なかなか自分で満足のいく着こなしができない方は、このワンピースを少なくとも1着持つことをオススメします。フィットアンドフレアのワンピースは、1着だけでも十分魅力的なデザインですし、すでに完成されたコーディネートだからです。
少し物足りなく感じるのであれば、劇中のように、パールのネックレスと合わせても素敵ですし、カーディガンでカジュアルダウンしてもコーディネートを楽しめます。
この映画をきっかけに、フィットアンドフレアのワンピースに挑戦するだけでなく、気になっていたヴィンテージショップへ足をのばしてみるのもいいかもしれませんね。
「今夜、ロマンス劇場で」映画情報
公開年:2018年
監督:武内英樹
キャスト:綾瀬はるか、坂口健太郎
まとめ
自分に自信がない…、おしゃれがわからない…など悩んでいませんか?
今回紹介した映画のヒロインたちの着こなしで、好きだと思ったコーディネートをぜひ真似してみてくださいね♪
自分に自信をつけたり、印象を変えるために、最も手っ取り早い方法は、洋服を変えることです!
逆を言えば、洋服を変えるだけで、自信がついたり魅力的になったりと自分の内面の良さが、表に出てくるのです。
ファッションはただおしゃれを楽しむものだけでなく、自分自身を反映する鏡のようなものなのですね!
コメント